日韓の木材利用研究の交流に向けた講演会 「韓国における木材利用と木造建築の現状」
韓国では、日本の拡大造林と同様に、1970年代の森林緑化時期に植林した森林資源が成熟し、2017年にはOECD加盟国平均121m3/haを超え154m3/haとなっている。しかし、木材自給率は15%程度にとどまっており、国産材利用の拡大政策が必要となっている。韓国の住宅は、特に都市部においてはRC造のマンションが一般的で、高層ビルが林立する風景は韓国の典型的な都市風景である。木造建築は極めて少ないが、1992年のソウルオリンピック以降、欧米からのパッケージで輸入された2×4材の輸入住宅建てられたり、伝統的な木造住宅である韓屋が見直されたりしている。また、最近では、大断面集成材構造の国立森林研究所や、国内で生産されたCLTパネル材を用いた木造とRCの混構造3階建て集合住宅などが建てられ、大規模木造建築も徐々にではあるが建設されている。本講演では、ティンバイエンジニアリングを専門とするソウル大学のJung-Kwon OH准教授が、韓国における木材利用や木材工業、そして木造建築の現状を話す。
実施主体:岡山大学
開催日:2023年11月28日(火)13:30~15:00※申込期限:11月22日(水)
開催場所:岡山大学 共育共創コモンズ
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