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建てるのなら、木造で 木造建築・木材のメリットと特性 ~中大規模木造プロジェクトにはさまざまな可能性が秘められています~
工期と建設コスト
ストレスの抑制など、健康への効果が報告されています。
温室効果ガスの削減など地球環境負荷を軽減します。
木造以外でつくった場合と比べると工事費で優位性があることも
同じ建物を、木造と鉄骨造でそれぞれつくった場合、工事費がどの程度異なるのか検証したところ、木造に優位性が見られました。建物の構造において特に躯体の重さが影響を与える基礎工事費においては、顕著な優位性が認められました。同じ木造でも意匠の見せ方や工法で工事費は変わってきますが、木造だからといって他構造に比べて特別に高くなるわけではありません。
*金物を多用したり、大きな部材で大空間をつくるといった特殊な架構形式が必要とされるもの、また一般的に流通していない材料や、高い耐火性能を求めるなど特殊なケースは、この限りではありません。
2階建事務所(約12×18m、延床面積430㎡)におけるシミュレーション

((一社)中大規模木造プレカット協会資料による)
低層小規模店舗を全国でチェーン展開している事業者では、従来鉄骨造で店舗を建設していましたが、敷地形状に応じて柔軟な平面計画が可能となる木造も採用する取り組みがあります。
木造を採用することにより鉄骨造よりも躯体コストの低減を実現しています。また、製造時及び建設時のCO2排出量の削減にも寄与しています。
他の構造に比べて工事期間が短い特徴があります
木造建築は他の構造の建物に比べ「工事期間が短い」と言われます。工事期間が短いということは、工事全体の経費削減などのメリットが得られる可能性があり、建物を計画する際の構造方法を選択する一つの理由になります。統計調査資料によると、鉄筋コンクリート造の工事期間がいちばん長く、木造と鉄骨造は同等か、やや木造のほうが工事期間が短い傾向があります*。
医療・福祉用建築物の構造別・建築面積規模別の平均工事日数

上図および文中* 出典=(一社)木を活かす建築推進協議会「木材・木造建築の物性的特質報告書」(2017年)
減価償却の期間が短く事業者にとって有利
我が国の税制上の建物の「耐用年数」と言えば、減価償却年数の根拠となる「法定耐用年数」を指し、これは実際の「建物の寿命」とは異なるものです。木造の法定耐用年数は、鉄筋コンクリート造・鉄骨造に比べて短く設定されていますが、木造の建物の寿命が必ずしも他の構造よりも短いわけではありません。実際に適切な方法で設計・工事・維持管理を講じた木造建築は長寿命であることが知られています。つまり、あくまで木造の「減価償却のための耐用年数」が他の構造と比べて短いということなのです。これは事業者にとって、税制上のメリットと言えます。